元公務員webライターの軌跡。

20代で公務員を退職し、フリーランスのwebライターになった海琴(みこと)が、仕事の記録を残していくブログです。

公務員をわずか1年で辞めた理由。

こんにちは!元公務員webライターの海琴(@mikoto_write)です^^

 

さて、「元公務員」と名乗っている割には公務員を辞めた理由について何も書いていなかったので、今日はその辺りを少し書いていこうと思います!

 

新卒で公務員になり、その1年後に辞めました

大学時代に公務員試験の勉強をして、念願叶って公務員になることができました。その後、

  • 2016年4月 入社
  • 2017年3月 退職

勤務歴は、わずか1年。実は私、異例ともいえるスピード退職を成し遂げてしまったのです。新卒で入社して、すぐ退職。そのためまだ20代前半です。笑

世間では「公務員を辞めるのはもったいない」と言われていますし、「たった1年で仕事の何がわかるんだ。最低でも3年は続けろ」とも言われています。そんな世間の常識を振り払ってでも、退職したいと思う理由がありました。

 

公務員を辞めた最大の理由は、あまりにも忙しかったこと

1年しか働きませんでしたが、その1年が怒涛のごとく過ぎたくらい、忙しかったです。私が配属されたのは、忙しい上に常に人手が足りないことで有名な部署の中でも、1番忙しいグループでした。何も知らない入社1カ月目の私に、他のグループの方が「あのグループなんだ… 可哀相に」と心底哀れんだ目をしながら言ってきたくらいです。

どれくらい忙しかったかというと、

・定時の17時半になっても誰も帰る支度をしない

・退社は早くて20時大体22時、最も遅くて24時(私の場合)

休日(土日)に外勤や出張が入る

という感じでしたね。公務員なだけあって福利厚生はしっかりしていて、休日出張した分潰れた休みは平日に振替ができたのですが、平日に休みを振り替えたせいで仕事が終わらず、他の日に残業しなくてはいけないという悪循環でした。いっそのこと休日いらないから、残業代として出してくれと何度思ったことか。

 

この忙しさが、若いうちだけだとわかればまだ頑張れたのですが、辞める最大の原因となったのが、何歳になっても忙しくしている上司たちを目の当たりにしたことです。

  • 上司が朝4時まで仕事をしていた
  • 別の上司は泊まり込みで一晩中仕事をしていた

こんな状態が普通にあったことが、衝撃でした。「何年頑張っても、ずっとこんなに忙しいのか…」という絶望を感じたのを覚えています。

 

極めつけは、10歳年上の先輩の言葉。

「上司が朝4時とか、泊まり込みとかで仕事をしているのに比べたら、ヒラの俺たちなんて全然大丈夫だよね~。」

 

いや、何が大丈夫なの???

定時は17時半だよ?それで毎日22時まで残業してるんだよ?それの何が大丈夫なの?百歩譲って定時で帰れないのは良しとしても、毎日4時間以上も残業してるのに、何で大丈夫って言えるの?しかも休日に出張もあるんだよ?休めないのに何が大丈夫なの?何で他の人が忙しいからって、自分の忙しさを良しとできるの?

本気で先輩に聞きたくなりました。

私も学生時代から、毎日定時で帰れるなんて期待はしていませんでしたが、毎日22時まで残業するとも思っていませんでした。

 

他の部署の同期は、毎日定時で上がれるという方もたくさんいたので、私が配属された部署がたまたま忙しかっただけで、人事異動があれば忙しくなくなったのかもしれません。

でも、「毎日残業&休日出勤が当たり前」になっている組織に、ずっと居たくないと思ってしまいました。

 

公務員を辞めるのは、本当に「もったいない」ことなのか?

公務員は「安定」「高給」のイメージが強く、長年にわたる不況の影響もあり、人気の職種であることは間違いありません。実際に同期の中には、民間企業から公務員に転職したという30代前後の方もたくさんいました。それだけ、公務員のイメージは良いのでしょう。そのため、「公務員を辞めるのはもったいない」という意見をたくさん聞きました。

確かに、事実ではあると思います。公務員である以上、夏と冬にはボーナスがもらえますし、法に触れるようなことをしなければ解雇もされませんから。

 

しかし、私は「公務員を辞めるのはもったいない」とは思いません。なぜかというと、その公務員の魅力とされている「安定」と「高給」に疑問を感じるからです。

 

解雇されないだけで「安定」と言えるの?

まず「安定」ですが、「不当に解雇されない」という意味では、ずっと仕事を続けていけるという安定性があることは確かです。しかし、私が疑問視しているのは、「精神面の安定」です。

公務員は基本的に、何をしても褒められることはありません。市民のクレームは行政にきますし、マスコミの報道でも目の敵にされます。地方に出張した際に話しかけてきた市民の方も、最初はにこやかだったのに、こちらが行政の職員とわかると途端に態度を変え、「不況なんだから公務員はもっと汗水たらして働け」と説教をします(平日も休日も残業やら出張で、汗水どころか涙も鼻水もたらして働いていましたけどね?笑)。

とにかく、どこに行って何をしても責められる。自分は悪いことしてないのに。ひたすら責められ、心が荒んでいく。そういう意味で、本当に「安定」した職業なのか?と疑問に感じます。

 

全ての公務員が「高給」だと思ったら大間違い

もう1つは、「高給」についてです。確かにボーナスは出ますし、定年退職の際の退職金も美味しいです。しかし、若年層の給料は、びっくりするくらい低いんです。これはあまり知られていないため、声を大にして言いたいのですが、若年公務員は薄給です。

 

さらに、福利厚生がしっかりしている公務員も、残業代がフルで出るわけではありません。詳しいことは伏せますが、私がいた組織では、ある一定の時間からしか残業代が出ませんでした(例えば、17時半~20時はサービス残業とか)。しっかり残業代が出るわけでもないのに、毎日残業。残って仕事をしているのに、給料に反映されない。辛いですよ。

人件費が削られて人手が少なくても、業務量は変わらないから、一人あたりの業務量がとんでもないことになる。それでもやらなきゃいけないから、毎日残業してこなしているのに、世間からは「公務員は~」と責められる。頭がおかしくなりそうでした。

 

公務員に対する世間の目は厳しい

それでも、一般企業に就職した同期からは「完全サービス残業じゃないだけマシ」「ボーナスが必ず出るだけマシ」「クビにならないんだからマシ」と責められたりします。この「公務員であるだけで自分より良い」という偏見や、「自分の方がもっと大変だし」というマウンティングは心底嫌いです。だから何だって感じ。

 

「他の職種でサービス残業をしている人がいるから、私もサービス残業を良しとしなきゃいけないの?」

「民間企業の同期はもっと残業で大変なんだから、私ももっと頑張らなきゃいけないの?」

「公務員なんだから、自分の給料や休みのことなんか考えずに仕事をしなければいけないの?」

 

こんな感じで、忙しい毎日や批判に心身ともに疲れ、公務員を続けていくことに対して疑問を感じ、わずか1年で退職しました。根性がないと言われればそれまでですが、リスタートは早い方が良いと思いましたし、何より組織に染まってしまうのが怖かったのです。

 

書いているうちに感情が高ぶってきてしまったので、「なぜ民間企業への転職ではなく、webライターになったのか」については、また別の日に書きたいと思います。なかなか荒い記事になってしまいましたが、本音をぶちまけた結果です。公務員に幻想を抱いている方がいれば、是非知っていただきたいです。笑

 

では、今日はこの辺で(*^^)v